『僕らはみんな河合荘』宮原るり
漫画の既刊は全て読みおわり、今はアニメの方を見てるのですが
いやー面白いですね。特にアニメの方は大きくマクロが!世界が!
という要素は皆無なのですが、なんか日常ーって感じで
ほのぼの見てます。見てると安心するというか。
『めぞん一刻』と比較して語る人が多いと思うのですが、
確かに彷彿とさせる設定ですよね。
ただ、こっちの方が全体的に年齢が若いかなー。
作者が女性の方だからだと思うんですが、
麻弓さんと彩花がちょっと少年漫画・青年漫画には
出てこないキャラクターで何というか…素晴らしいです笑
女性視点の下ネタ漫画ってなかなか見られないので。
シロさんも、なかなかユニークなすごいキャラですよね。
とりあえず、シロさんを虐げて興奮させておけば
話のオチがつくという…笑
あと、黒川!最初に登場した時は、守護霊さん!で
完全に電波キャラだったのですが、
途中から加わった「勘がするどく、相手の本質を言い当ててしまう」
設定のおかげですごく味のあるキャラに仕上がってます。
彼の何気ない発言に麻弓さんや林さんがキュンときてしまう
描写って視点がすごく女性的だと思うんですよねー。
関係性とかに繊細で敏感な完成が無いとなかなか
そうは思わないだろうな、自分にはない感性だなーと思いました。
人間関係の機微を上手く捉えつつも
(林さん関係のネタとか、麻弓さんの同窓会のシーンとか
ちょっと嫌な気持ちになる現実にありそうなシーンも上手く描いている)
ドロドロとせず、むしろアホな方向にはっちゃけてて、
それでいて宇佐君視点からみた律ちゃんの可愛さに癒されたりで
すごく楽しい作品です。
恋愛ラボもそうですが、宮原先生の作品は面白いですね!
- 作者: 宮原るり
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2013/09/05
- メディア: コミック
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※でも、漫画見るとそんなに気にならなかった主人公の行動が
アニメ版で見るとちょっと…と思うことは何度かありました。
なんだろう?演出の違いなのか、媒体の違いなのか。