『神のみぞ知るセカイ』若木民喜
最近コツコツと読んでます。5巻まで読みました。
主人公がギャルゲー廃人で、膨大な人数のギャルゲーヒロインを攻略する中で
蓄積したノウハウを武器に現実の女の子を攻略していく…という筋書きを見ると
結構アレな作品に思えるのですが、いやいや意外と人間関係作りの参考になります。
少なくとも僕はそういう切り口で読んでます。
前に友人が何気なくいった言葉で今でも覚えているものに
「謎の無い人間なんていない」というものがあります。
これは確か、さらに別の友人が「~さんは普通の人すぎて
つまらなかった」みたいな事を言った時に出てきた言葉だったと思うのですが
要するに、社会の中で生きる人はみんながみんな、その人だけの個性を持ち
人生を生きているわけで面白いことがない、という事はありえない。
もしあなたの前にいる人を面白く無いと感じるのであれば、
それはあなたの感心や観察眼が欠如しているからだ・・・と
僕はそういう風に受け取りました。
桂馬(主人公)は、女の子を攻略するにあたって
まずその女の子の人となりや人格を見ようとしますが、
僕は少なくともそのくらい細かくその女性の人となりを見ようと
した事はあまり無いかもしれないです汗
いや、必ずしもそんな事はないかもですが…。
でも、自分が日常的に接する人をそうやって見ることって
なかなか無いと思うんですよね。
なので、この作品の桂馬のように
女性にかぎらずですが相手の人格や物語を読み取って
それを全うするために自分はどうしたら?みたいな
考え方ができるようになると、コミュニケーションも円滑になるのでは?
とそんな事を思いました。
あと、桂馬が書くフレームワークというか、
関係性という樹を育てるために…でしたっけ?
そういうのも普通に参考になります。
個別のキャラクターですが、えるしぃがアホ可愛いです笑
消防車ネタが特に。