『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』大森藤ノ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 2 (GA文庫)

GWにkindleで手軽に読めるラノベを…と思って
そこまで期待せずに読んだのですが、これが大当たりで2日間でいっきに4巻まで読了してしまいました。

3巻のミノタウルス戦の熱い展開はfateUBW編終盤の古城での士郎VSアーチャー戦を思い出しますね!

強く憧れる対象を持った少年が加速度的に成長していく少年は荒野を目指す的なストーリーだったり、それぞれの人物が過去を回想し自分がかつて目指した目標や諦念を語る時の語り口調だったりがイメージが重なります。

Fate/stay night (Realta Nua) -Unlimited Blade Works- [ダウンロード]

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登場人物はどなたも魅力的なんですが、中でもリリが最高に好きですね!

2巻の後半の彼女の展開にすごく想い入れがあってそれを受けての3巻後半のミノタウルス戦での彼女の行動には涙ぐみました。リリーすげーよ、そこまでやるのか、そこまできるのか。。。(涙)…といった感じで。


多分なんですが、このリリという人物は2巻の最後でベル君のために自分を捧げて生きていくことを自分の意志で決めたんですよね。

だから、3巻以降の彼女の人生というのはベル君のためにあって、彼女はベル君のためならそなんだってできちゃうし、実際に自分とベル君の命を天秤にかけないといけなくなったら多分躊躇なく自分の命を犠牲にするんですよね。彼女はその決断をした事で多分ものすごく幸せになったんじゃないかなと想像します。


2巻の後半で語られる彼女の半生はなかなか過酷なものなんですが、それでもその中で本当に欲しかったものは…という独白のあたりから一気に好きになってしまって、だからこそ、その後の展開は嬉しかったです。

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※ちなみに次点で好きなキャラはヴェルフです。
 工房で鉄を打つシーンの独白が素晴らしかった。
 後、エリナさんも。。脇役が魅力的な物語だと思います。