問題を解決するということ

今日、現場でとある問題についてベテランの技術者の方に
相談をしていた時にちょっと感動してしまった。

自分がそれこそ20時間とか考えても、
有効な解決策が見えず「対処」レベルの案しか作れなかった問題が
目の前のすごい勢いで整理されていく。

断片的で混沌としていた情報たちが意味のある形でまとめられ、
意思決定をするために必要な価値のある情報へと変わっていく。

視野の裾野が広がり、その問題を考えるにあたり、
どこまでの影響を考えればいいのかイメージできる範囲が広がっていき、
目の前のことしか考えられていなかった事柄について
時間軸が与えられ短期的な影響と対処、
長期的に発生しうる問題をどう課題として考えればいいのか、
その時にどんな判断基準を設定すればいいのか?
というように整然とした姿が与えられていく。

出された答えにはものすごい納得感がある。
それまで問題解決という言葉で捉えていたイメージが
抜本的に変わった。

すごい問題解決は、目に見えるもの裏にある見えないものを見通し、
新しい何かを想像する行為であるということがわかった。

そこに高みを見た。感動した。
人間はこんなにも遠くを見ることができるんだなーと。

こんな面白い経験ができるなら、もうちょっと仕事を頑張ってもいいかもしれない。