今更だけど、Shirobako22話が神回だった件

SHIROBAKO 第8巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]

見ててたらなんというか想いがあふれたのでメモ

・太郎と平岡

仕事に真剣に取り組んで、想いをこめれば込めるほど
失望も大きくやさぐれるというのは割と
ありがちな事に思います。

なんでやさぐれるのか?
それは、想いに応えたり、身を削って頑張っていることを
認めてくれる人がいないからです。

こんなに頑張っているのに、こんなに良い物にしたいとおもっているのに
そう思っている気持ちがあればあるほど、
失敗する時の傷みも大きくなりがちです。

勿論社会人は、サラリーマンというのは
お金を対価に成果を出すことであり、成果は出して当たり前であり
「俺の努力を認めてよ!」というのは甘ちゃんの戯言でしか
ありません。そんな事を言っても失笑されるだけでしょう。

でも、でもしかしです、
ぼろぼろになりながら頑張って、耐えてしのいで、ふんばっている
そんな時に…誰かが「よくやっているね。頑張っているのを知っているよ」
と一言言ってくれただけで泣きそうなほど嬉しかった。
そんな経験もまたあるのです。

だから、なんというのかな。。
太郎の表彰のシーンは見てて泣きそうになりました。
自分の過去の経験を重ねているだけですが。

働くということでは合理性を追求するということであり、
そこで求められるのは最小のコストでできるだけ高い成果を上げることです。
社会人は論理の世界に生きています。
でも、個々の人の想いが人間関係が論理を超えて人を動かすこともまたよくあるのです。
そして、仕事の醍醐味を感じるのはそんな時だったりするのかなーと。

・みー先輩と安原と久乃

時の他部署の人にアドバイスを求めると、
自分の職種や担当分野内の発想では絶対に得られなかったような
着想やノウハウを教えて貰える気がします。
だから、できるだけいろいろな人と関係をもって
必要な時に必要なアドバイスを貰える環境を
用意することが大事だと思います。

で、で!、このシーンで最高に素敵なのは
久乃が安原の語るノウハウを影で一生懸命メモしてる
事なんですよ!!なんかーなー、自分もそういうことしてたな!!
っとめっちゃなんか共感しました。
先輩に憧れてて、もっと自分の技術を高めたいから、
必死なんですよねー。その一生懸命さが本当に素敵だし
そういう新人がスポイルされずにちゃんと守られる
素敵な現場だなと思いました。

・安原とりーちゃん
仕事の醍醐味って何だろう?と考え時に色々な
答えがあると思うのですが、自分にとって
大きなモチベーションとなっているのが
「その業務に触れることで自分の世界がどんどんと広がっていく喜び」です。

様々な業務に触れ、自分の世界を広げていくことで
見える世界、考えることの出来る領域の広さは
どんどんと広がっていきます。

そのわくわくする感じ、もっと知りたいと思う気持ち
はずっともっていたいなとそんな風に改めて思うシーンでした。

※ちなみに自分は安原さんのように失敗リスクとか
 安全マージンとか考える方なのでりーちゃんが羨ましいです