経験は省察を得ないと、意味に落ちずに消えていく
『MBAが会社を滅ぼす』という本を読んでます。
ジャンル的には経営学になるのかな。
従来のマネージャー教育の考え方や手法 - MBA教育やGEで実施されているワークアウト -
にはどのような問題があるのか?対案としてどのような考え方や方法論を採用すべきか?
という事について論じられた本です。
本書では省察がマネージャーには必要という主張がなされているんですが
ポイントが2点あって
という事が書かれています。
1点目のポイントは、まあそのまんまで
実務の現場って基本的に死ぬほど忙しいのでそこで起こった出来事の意味を考えたり、
振り返ったりというのはなかなか難しいというか、ほぼ無理だよねーという話です。
2点めのポイントは、
省察 = 振り返りってそもそも何?という話で、
ざっくり言うと
・アカデミックな理論
・現実の世界で起こっている出来事
の2つがあって、それらはお互いに関係の無い、つなりのない事象とし存在する時に
そられをつなげるリンクを作るのが省察という行為とか試みの
本質なんですよーって話ですね。
逆に言うと、
経験は省察を得ないと、意味や洞察を抽出されずに消えていく、
そこでいう意味とは経験と理論の結びつきであり、
物事の因果関係=何が原因で何が起こったのか?という事を
ミンツバーグ先生は言いたかったのかなと理解しました。
インプットも大事だけど、省察に力を入れよう!時間を使おう!
本当の知見や学ぶ喜びはそこから得られるということですね。