働くことで得たいもの

今年の正月に自分の個人的なバイブルである『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』を読んでいて印象深かったのが「サリーマンの労働には残存価値が少ない」という一節でした。

金持ち父さん曰くサラリーマンの働き方は
投入した労力に対して得られる見返りが
給与というイニシャル(一回性)のものであって、
例えばビジネスの立ち上げのように
一度作ってしまえばそこから継続的に得られる価値が
(ほぼ)無いのでよろしくない働き方らしいです。

まあ、そうですよね。
働いて得られるお金がイニシャルとランニング型が選べるなら
ランニング型の収入をみんな選ぶはずです。

さておき、
そのあたりの一節を呼んだり考えたりする中で、浮かび上がってきた素朴な疑問が
「じゃあどういう目線で働いたらサラリーマンでもイケてる働き方になるのかな?」
という事でした。

そうして、ふと連想したエピソードが、
ずっとむかしに友人から紹介してもらった以下のブログ記事でした。

ウェブ業界で起業したいならMarcoを目指そう

instapaperという有名なWebサービス(今はPocketの方が有名ですが)
創業者のMarcoさんについて書かれた記事なんですが、
上記の記事の要旨は要するに、「Webで起業するなら全部を80点ぐらいの品質でできる
フルスタックエンジニアのような人材を目指すべきだよね!」という
話だと思います。

で、冒頭の残存価値の話とこのMarcoさんの話を結びつけて思うのは
「できることを増やして、組み合わせて何かを生み出していきたいよね!」
という視点で日々の業務の中で、自分のできる事を増やすために
働いていく、そして休日も業務では得られない知見や能力を得るために
自分プロジェクト的に学んで行く、そうして、自分のできることを
増やしていく、増やすだけでなく実際に組み合わせ使って価値を生み出していく
そういう方向性がいいよねーと思いました。

フリーランスの友人はよく、自分が取り組んでいるプロジェクトから
得られるメリットを幾つか列挙して「一石三鳥です」と言っているのですが
やはりそういう姿勢が大事なのだと思います。

※じゃあ給与の立ち位置は?というと考えると、これもやはりロングスパンで自分のできる事を増やしていくために戦略的に活用していくべき資源なのだと思います。
長い目で見て、自分ができることを増やしていくのがやはり大事なのかなーと。