そりゃー惚れるよね!/とある科学の超電磁砲S

とある科学の超電磁砲S 第5巻 (初回生産限定版)(特典ディスク付き) [Blu-ray]

取りためていたものをまとめて15話まで見たのですが
いやー面白かった!王道のヒーローものを超ウェルメイドに
きっちり仕上げた感じですね。作画もきれいだし安心して楽しく
見られます。

14話が好きです。本当にベタベタなんですが、あざとさを感じさせないぐらい
演出がきちんとできていすごく良かったです。

以下、雑感

・社会人になって会社で働くようになると、割と誰でもどこかで痛感する事だと
 思うのですが "なんでも解決してくれるママはここにはいない。" のですよね。
 基本的に。つまり、「自己の抱える問題はある程度自己解決しないといけない」
 という倫理観があるというのが一般的な感覚だと思います。

 (勿論チームとして、個人がつぶれるリスクをどうヘッジしていくか?
  という話はありますが、それは別テーマ)

 ・・・特に自分のミスで大きなトラブルを発生させてしまった時に
 ボロボロになりながらも問題にコミットし、心が折れそうになった時に
 "誰か助けて" と思うような経験というのは割とポピュラーな感覚だと思っていて
 そういう時に、誰かが助けてくれたり寄り添ってくれたりしたら、
 「どうしてそこまでしてくれるの?」と思いつつも、そりゃー惚れるよね!

・「自分のために捨て身で問題解決にあたり、ボロボロになりながらも問題を解決してくれる
  ヒーローを見てたら、自我の牢獄(孤独)から開放されて好きになった」
 という話が、考えて見ると多い。化物語とか、俺妹とか。
 ハーレムものにおけるヒーローの基本像として確立された印象。

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

上条さんに出会うまでの、美琴は組織VS個人の構図で戦ってしまっているので
 割と無理スジ。(そお方向に行くと、衛宮切嗣fate zero的にテロリストになる
 道しか残っていない。)そこから、仲間がいる→組織がある、という発展系が
 あるのかなーと。群像劇系というか。ログホライゾンとかは、
 仲間と組織の中間形態を描いているようにも見られる。

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)

ログ・ホライズン1 異世界のはじまり

ログ・ホライズン1 異世界のはじまり

・黒子、初春、さてんさん、全員そうなんですが、友人のことを心配しつつも
 友人のためを思って、それを出したり、追求しようとせずに、寄り添おうとしてて
 すごく良い友達。