機械との競争

機械との競争

「機械との競争」は昨年の秋頃よりずっと追いかけている文脈なのですが、
要するに「テクノロジーの進歩に伴いう、機械やシステムが賢くなることにより
人間の仕事が無くなるのではないか」という問題意識をベースに
テクノロジーの進歩を追いかけて行こうという事を考えています。

現状をざっくりというと、高度な知的判断やコミュニケーションを伴わない
所謂「処理」的な仕事はどんどんと機械に仕事を奪われつつあります。

卑近な例で言うと、大規模ショッピングモール内にあるセルフレジは
レジ打ちの仕事を脅かしつつあります。

また、企業における経理の仕事は、経理ソフトによる計算で
処理可能な部分がどんどんと増えつつ有り、相対的に
人間でないとできない仕事は減りつつあります。

機械の恐るべき点は、人件費ゼロで24時間働き続ける点です。
同じ土俵で戦う限り人間が太刀打ちできる余地は全くありません。
というか戦おうとしちゃだめです。進んで死地に行くことになる。。。

私は、これからの10〜20年で、人間の仕事のほとんどは
機械やシステムによって代替可能になると思っております。
未来の社会では、労働力(Workforce)の主力はロボットであり、
人間の仕事はロボットの開発とメンテナンス、
そして、コミュニケーションの必要な低付加価値な仕事のみになると思っています。

これは何を意味するか言うと、、、
未来の社会では超頭の良い理系エリート以外は、
社会で活躍することは非常に難しいかもしれない・・・という事を意味します。
極論ですが笑

近い未来、ロボットに仕事を奪われた人間達が
復讐に燃え、現代版ラダイト運動を始めるかもしれません。
本当はマクロの流れに逆らってもしかたがないのです。
しかし、人は理性ではなく感情で動く生き物なのです。。

さて、機械に仕事を奪われないために私にできる事はなんなのでしょうか?
・・と色々と考えたのですが、結局の所、問いの立て方が間違っていて
賢くなる機械をどうリソースとして活用していこうか?
と考えるのがより正しい問いの立て方に感じます。

ので、その方向で何が可能なのかを考えているこの頃です。