2013-04-27 昔には戻れない、今を生きていくしか無い/村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 物語:小説 「1Q84」に比べると、1人称から3人称に変わってはいるものの 昔の作品のテイストが割と出てて安心して読めました。 終わり方は少し不満ですが・・・。 「ノルウェイの森」とか「国境の南、太陽の西」とかを思い出したり。本作の中で繰り返し出てくる「昔には戻れない、今を生きていくしか無い」 という感覚はすごく好き、。そういう意味で赤の人と黒の人のシーン は印象に残ってます。にしても、この人の本を読むと、なんか外に出ないで引きこもりたくなりますw