「日本の、これから」感想-婚活とか結婚とか非モテとか

TVをつけたらたまたまやってなんとなく見入ってしまった。毎回、番組の構成や司会の人の進行の仕方にはかなり不満を感じるんだけど、なんなく文句を言いながらも見てしまう。そんな番組。


今回のお題は・・・


日本のこれから 独身急増!"未婚社会"
http://www.nhk.or.jp/korekara/


総括:菊川怜かわいいよ笑 ちょっと、違うけどプロフェッショナル仕事の流儀の住吉美紀に通ずるもんを感じる。


以下、感想。


・年収400万以上というハードルは今の自分には結構高い・・・。にしても、20代男性を年収でセグメント分けすると年収200万円台が最多というのは、びっくりした。本当なんだろうか?個人的には、年収200万男+年収100万女とかでも、家や車等高い買い物をしなければ投資あるいは貯金しつつ、暮らしていくことは可能だと思うんだけどな。まあ、今年収400万の生活レベルを満喫しているのでそれを落としたくない、というのはわかるけど。


・いつもの事だけど、番組の質問の作り方に悪い意味での意図を感じる。意図的に、2項対立の構造を作り出して議論のレベルを下げている気がするんだけどどうなんだろう・・・?それとも、あえて極論に降ることで議論を深めることを目的にしてるんだろうか。


遙洋子岡田斗司夫の意見は両極端だが、マクロを語ることで自分の正当性を主張しようとする語り口は似ていると感じた。はまるときはすごく説得力が出るんだけど、反面、極論というか自分の実感に合わない話も少なくない。


・・・やはり、遙洋子の話し方は好きじゃないかも。扇動して人を動かそうとする意図みたいなのを感じる。ただ、「私は強いんじゃなくて、正直なんです」発言は面白かった笑 逆風に向かっていく、戦うというのがこの人の世界観なんだろうな。必要以上に敵を増やしてる気もするけど。


・・・でも、やっぱり『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』という本のタイトルからして強いと思います。はい。

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)


・ただ、かつては「女は勉強なんかせんで、結婚しろ」みたいな言説がまかり通ってて戦いも辞さないという覚悟がないとそういう空気と戦うのが難しかった、というのは事実だと思うしその中で、遙洋子みたいに戦い上等みたいな考え方というか精神を持った人が現れるのは自然なことのように思う。だからといって、「この人めんどくさい・・・」という感覚は変わらないのだけど。

 
・それに対して、でも「私」は違う、と語る菊川怜にすごく好感を持った。ぜかこの人の語りには押しつけがましさをあまり似ていなかった。なぜだろう?話を聞いてると、マクロ的な全体論ばかりで頭でっかちになってもいかんなあ・・・と反省することしきり。おかしいと思うことはおかしいと言うけど、意見の押しつけはしないふるまいは見習いたい。


とりあえず、この人は社会なんてどうでもよくてただ自分の生きる上での実感を語りたいんだろうな、と
思った。これは言い換えると、社会がどうあれ自分はこうありたいという意思表明なので、それはそれでいいのかも。
 

・結婚しないで同棲するカップルが増えることで破局するカップルが全体として増える、という話を昔どこかで聞いた気がする・・・とか言ってたらやはりそんな話になった。

 
・恋愛しなくても結婚できる社会を、という岡田の発想は面白い。そういう発想はなかった。それが良いのか悪いのかは、別として。。。


・結婚のあり方や機能、これからどうあるべきなのか、あたりの話に関しては、考えがまとまらなかった。個人的にはやはり、彼女が好きなので結婚したいなと思うけど。