流血女神伝 暗き神の鎖



暗き神の鎖〈中編〉―流血女神伝 (コバルト文庫) - 須賀 しのぶ

「いかに努力したかなど関係ない。結果が変わらなければ、全ては無駄だ。」
ラクリゼは息を呑んで彼を見た。エディアルドの目はすでに彼女を見ていなかった。
圧倒的な力の前に、おのれの非力を噛み締める。しかし決してうちひしがれてはいない。
誰もが諦めるあまりに巨大な壁を前に、それでも決して諦めずにいつか登りきろうとする
その姿はラクリゼの胸を突いた。

遠い−本当に遠い昔に、こんなことがあったような気がする。


この、ラクリゼとエドのシーンがすごく好きで、fateのアーチャー編のラストで描かれる士郎のその後を思い出した。


フェイト/ステイナイト[レアルタ・ヌア] extra edition

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設定的にどう頑張っても、ザカール人に太刀打ちできる日はこないと思うんだけど、その心のあり方は素晴らしい。ラクリゼの憧憬も、ジーンと来る。