『Re:ゼロから始める異世界生活』

Re:ゼロから始める異世界生活1 (MF文庫J)

「一回で許してもらえないなら、許してもらえるまで謝りましょうよ。第一、許してもらいたいから謝るんじゃなくて、謝りたいから謝るんでしょう? 謝る方の謝りたい気持ちなんて、そのぐらい自分勝手なもんですよ。だって、謝りたい方が悪いことした奴なんだから」


『Re:ゼロから始める異世界生活』第五章14 『月下の剣鬼』
http://ncode.syosetu.com/n2267be/331/

今日も今日とて、『小説家になろう』というサイトで
ライトノベル的な小説を読んでいたのですが、
この台詞はいいですね!

なんというか、本当にそうだよなーと思います。
謝るって行為は自分勝手な行為なんですよね。
なので開き直るというか、言い訳しないことが求められるんだと思います。

14話は月夜の二人語り的な情緒あふれる描写が好きです。
例えばこのシーン

スバルの質問に、ヴィルヘルムはわずかな間を置いてから言葉を紡いだ。
 月光を背に負って、ヴィルヘルムはスバルと向かい合っている。老人の瞳に過る感情は複雑で、スバルには容易に読み取れない。

 誇らしさがある。悔恨がある。躊躇がある。情熱がある。羞恥がある。勇ましさがある。
 ――でも、その全てに愛があった。

人に思い入れる、というのかな、感情輸入するのって
正しくその人を感じ取ることができるとものすごく色々なことを
感じ取れると思うんですよね。自分の考える親愛の形に近いというか。

深く語ることで深く人とつながることができる
…そんな経験は自分も沢山してます。
懐かしいっすねー、ふー。。。