銀の匙(3)
八軒「じゃあせめて損失分の弁償……」
御影母「いらない いらない」
八軒「でも……」
御影母「あのね八軒くん」
御影母 「この夏休みの間の君の働きについて そこに入っている金額の価値があると 私ら雇い主が認めたってことなのよ。 その給料は」
(略)
八軒「……ありがたくいただきます」
(場面転換)
御影ひい婆 「苦労して苦い思いして 手に入れたお金だ。」
御影ひい婆 「そうそう馬鹿な事に遣おうとは思わんべ」
御影ひい婆 「馬鹿は禄でないものに金を遣う。 賢い奴は自分の成長のために遣う」
御影ひい婆 「金の遣い方で、男の価値はわかるものさ」
漫画「銀の匙(3)」荒川弘 少年サンデーコミックス 2012年4月23日発行
「銀の匙」超面白いです。ゆうきまさみの名作「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」を彷彿とさせます。
こ色々な労働観が割りとくシンプルな形で提示されているので「働く」という事について
考えるきっかけを与えてくれます。
細かい表現ですが「どう稼ぐのか?」ではなく「どう遣うのか?」という問いになっている所が
大事だと思ってて忙しく働いていると一番ザツになりやすい所なのでちゃんと考えなきゃなと改めて思いました。