働き方の選択肢-会社員と自営の比較(主に自営の観点から)

■働き方を考える際のフレームワーク

1.組織の構成員として働く=会社員
2.自営で独りで働く=フリーランス
3.自営で人を使って働く=社長


■自営で働く場合に不利になる点(会社で働く場合との比較)

1.社会的な信用が弱い(株式会社>有限会社>個人、の順番に弱い)ために相手にしてもらえない事が多い。そのため、新規営業などの際に不要なコストがかかりがち。

2.人的リソースが貧弱。会社にいた時は、他の人にお願いできたこと(例えば、経理・人事・総務的な間接業務。または、商品の生産と営業)を全部自分でやれないといけない。会社にいる時であれば、社内の専門家に聞くことで解決できた問題が解決できなかったりする。また、自分の体以上の仕事を受けられないので、業務拡大の際にボトルネックになりがち。(※但し、業務の外注やオートメーション化・合理化などは可能。)

3.アクセスできる人の数や情報量が会社に比べると貧弱。結果的にチャンスを見過ごしたりジリ貧になったりしがち。ネットワークの構築もよほどうまくやらないと困難。

4.結果的にいろいろな面での成長が乏しくなりがち。


■逆に自営でいるメリット(会社では働く場合との比較)

1.自主性や自己管理能力が育つ。
2.意志決定のスピードが早い。
3.事業の固定費を低く抑えることが可能。
  うまくコスト構造を設計すれば、中小企業より
  遙かに少ないランニングコストで事業を維持することが可能。
4.何か新しい事を始めるのに、誰かの許可を得る必要がない。


■自営をする際の課題

0.他の人に必要とされるようなコンテンツをどう作り、どう売り込むのか
1.お金の流れをどう立ち上げ、どう維持するのか
2.人とのつながりをどう立ち上げ、どう維持するのか