冲方丁『ばいばい、アース』
- 作者: 冲方丁,天野喜孝
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/12/25
- メディア: 単行本
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自分にとっては、壮大な自分探しの話だった。
己の存在を世界に問う、という姿勢に勇気づけられた。
また、旅をするもののの孤独を知った。
自分が憧れる探求の全てがそこにあった。
自分の道を探すことを怠ってはいけないなと思った。
NOW HEREの境地には未だたどり着けないなあ・・・。
自由を獲得するために、世界を懐疑する登場人物達の姿は
今の自分に大きな理想として映る。
今自分が存在している世界という大きな器に
人間という矮小な立場からアクションを起こす
というミッションはとても魅力的だ。
それぞれがそれぞれの理想を掲げてぶつかりあう世界は
いいなあと思う。まずは、理想ありき。
自分にとってあるべき姿を夢想することは決して無駄にはならない。
万人が万人の自由意志を持って未来を切り開く社会が
いつかやってきたらなあと思います。
自らの意思=WILLを持った人間でありたい。
今、私が抱えている世の中への不満がいつか報われるような
生き方をしたいと思う。